#014. 冬空

晴れていたと思えば
急に暗く雲に覆われ
時には冷たい雨
時には大粒の雪
降らせて　また　晴れてゆく

冬の空は忙しい
瞬く間に表情を変える
雲と風にされるがまま
自分の意思とは関係なしに
晴れたり曇ったり

辛くなって　たまに雨を
吹っ切るように　たまに雪を

#013. sensitive

ほんの小さなことで
すごく大きな幸せを感じ
ほんの小さなことで
ドン底まで落ちる

なるべく落ちてしまわない様
落ちても少しで済む様
上るときからブレーキを。
日が経つにつれ
ブレーキを踏む足に力がこもる

今のあたしはsensitive
こんなあたしは
幸せ?

#012. スタート

これから
あたしのスタート

Re:スタート

きちんと踏みしめて
自分の足で

一歩一歩


制限速度を守り
たまには休憩しながら

一歩一歩
歩いてく

歩いていかなきゃ

#007. 家庭

いつも花が溢れていて
いつも綺麗に掃除してあって
いつも笑いが絶えなくって

ただいまー
おかえりー


それだけで
今日一日何があったのか
子供の心がわかる



そんな家庭が　　あたしの憧れ

もっともっと
いい家庭の形　絶対あるから
もっともっと
おしえて

#006. 水 自然 光

水のように透明で
自然のように悠大で
光のように輝く

そんな人間に　なりたい

なりたい

#005. フェミニン

あたしにとって髪の毛は　女度のバロメーター
"女"でありたいと思うときは伸ばし
"女"である必要がなくなると切る

次あたしが髪を伸ばしたいと思えるのは　いつだろう

#003. one of many

あたしは今まで
自分はごくごく普通で　色んな面で標準だと思っていた。
それを変えるのはすごく怖くて
頑なに　自分を守ってきた


けれど

今は自分は多くの中の１つでしかない事を知り
君とだったら
君みたいに
変わってみるのも悪くないと
思っているんだ

#002. 変化

変わるもの　変わらないもの
たくさんあるけど
今は　変わるものが　変わることが
すごく怖いと思う。
変わりたいところと　変わりたくないところ　変わるべきところ
全部一緒だから
余計に辛い

#000. プロローグ

毎年　朝家を出て息の白さに気づくと
「あぁ、一年ぶりだなぁ・・・」と思う。
当たり前だ。
あたしが日本にいる限り
寒い冬は年に一度しかやってこない。

君との始まりも、こんな息の白くなる頃だった。
でもあの年は暖冬だったのと
・・・ほかにも理由はあっただろう。
今年ほど冬を寒くは感じなかった。


もう　振り返っても

どうしようもない

暖かった　あの冬


あたしは進むしかなくて
進んだ先にもう一度暖かさを感じることが大切だ。
過去は振り返っても過去なのだから。

この寒い冬に起こった
身の毛もよだつ　人生最悪の出来事を乗り越えるべく
あたしは相棒を得た。
昔からの夢だった。
相棒となるものには、無生物であっても名前をつけるタチだ。
最近の自分の中のトレンドは　ワインの名前

キャンティ　　　イタリアの赤ワインの名前がどうしてもつけたかった
ピエール　　　　バイト先のワインの中で一番かわいくて気に入った名前のワインが由来

今度の相棒は
そのNoir(ノワール)なBodyから　ピノでもいいかな
誕生日にあけてもらったスパークリングは　カバ
君と唯一一緒に買って飲んだワインは･･･
今流行のモデルさんと同じ名前だからやめとこう。

すぐには決まりそうにないから
またでもいいか。
これから長い付き合いになるんだから





あたしは
旅に出る
「君がいない世界」という
未知で、不安だらけの世界へ
相棒と一緒に・・・